伝統的なビジネスというのは利益と株主の意向に動機づけられています。しかし私たちはこれからのビジネスを動かしていくには、これまでとは異なる新しい目的が必要だと考えました。
そして社会と環境の問題を解決するために、ビジネスの力を利用できると考えつきました。 ビジネスの成長と共に、人々と地球により多くの恩恵をもたらしていけることを目指しています。
私たちの意思決定において重要視されるのは「製品をとりまく人々」です。
製品を生み出すチーム、地域コミュニティ、そして製品を使ってくださる人々の健康と生活を支え、改善していく責任を負っていることを意味しています。
メソッドは自分たちの製品と、それが生み出される過程において、環境にどのような影響がもたらされるかということをあらゆる側面から熟慮しています。
メソッドの物づくりが環境に対して高い基準を満たしていることを、定期的に測定しています。
メソッドは、動物実験に反対する団体CCICのリーピングバニープログラムにも認定されています。
製品に動物由来成分は使いません。再生可能な植物由来成分を採用し、動物由来成分は100%不使用です。
2006年に、国際的動物権利擁護団体PETAは、創業者アダムとエリックを「ピープル・オブ・ザ・イヤー」に選び、メソッドに動物福祉への貢献を表彰するProggy賞を授与しました。
原材料の調達、製造、流通、社内業務からのCO2排出量を減らすこと、そしてこの削減プロセスを活性化させることに努力しています。
メソッドのオフィスと工場では、グリーン電力証書(RECs)を購入しています。また、アメリカ国内でのトラック輸送の3分の1以上にバイオディーゼルを利用しています。
CO2の排出は、完全にはなくせません。その代わりにサプライチェーンの効率化に投資。さらに、サプライヤーがエネルギー効率を上げられるように、奨励金を出しています。
製品を改良するだけではなく、製品をつくる方法も改良!メソッド・グリーンソーシングというプログラムのもと、サプライヤーや製造業者と協力し、製造時の廃棄物ゼロという究極のゴールを目指しています。
米国環境保護庁(EPA)が推進するSmartWay Transportのメンバーになっている運送会社の協力を得て、輸送による燃料消費を減らしています。
カリフォルニアとアメリカ北東部における出荷の大部分で、バイオディーゼルトラックが活躍しています。
成分はもちろん、ボトルの原材料も厳しい基準を満たし、環境にやさしい方法で製造されていること。これを保証できるサプライヤーだけを選んでいます。
石油のような枯渇資源の使用を減らしていきます。すでにメイン製品のボトルは100%再生プラスチックでつくられています。また、洗剤の原料の大部分は再生可能な成分を使用しています。
製品の生産が環境に与える影響を、サプライヤーや製造業者と一緒に調査しています。また、水やエネルギー、原材料の利用効率を上げるための、いちばんいい方法を研究しています。
製造に使われる水は、できるなら製品自体に入る水分だけで済ませたいと考えています。濃縮タイプのような水で薄められていない洗剤の開発もしています。
工場で使われる電力は、石炭、ガソリンをはじめ、様々な資源から生み出されています。シカゴ工場では自分たちで風力発電と太陽光発電をはじめました。
目標は、原材料をまったくムダにしない製品づくり。すでに、シュリンクラップやパレット、段ボールのリサイクルなどでは成果を出しています。