アートワーク＆イラスト／グラフィックデザインを専攻しています。ふだんは、手描き（アクリル、鉛筆、墨、パステルなど）で人物や物、食べ物のデッサンやイラストを描いていて、時にはそれをグラフィックで加工したりすることもあります。バックパックが趣味なのでよく一人旅に行きます。自分では、興味のあることはとりあえずやってみる、やってみてから考える性格かなと。将来は、デザインやアートワークのフィールドで、わたしに「描いてほしい！」、わたしに「任せたい！」と思ってもらえるような人になりたいです。
Instagram Profile
オリジナルデザインのmethodハンドソープは以下の店舗で購入できます。
＊店頭の在庫状況によっては、取り扱いの無い香りやデザインもございます。予めご了承ください。
コロナウイルスの影響で、今まで以上に手洗いをする回数が増えました。SINK ART展のお話をうかがった時、私自身これまで「手を洗わなきゃいけないから洗う」という義務感だけで洗面台に立っていたなと気づきました。一日の生活の中で何度も手を洗うことが常識となってきた今の時代、手洗いを楽しいものにするという発想はとても素晴らしく、methodブランドならではの取り組みだと思いました。世の中に自分がどう貢献できるかを考えるうえで、貴重な機会をいただけたことを光栄に思います。
テーマは「Color for flamingo」。私が選んだカラーは、ピンクグレープフルーツのピンク色でしたので、まず一瞬見ただけでキーカラーが分かり、かつ自然界のピンクで表現したいと思い、フラミンゴをメインとする作品にしようと考えました。
「methodのハンドソープも、フラミンゴにとっても、“色”はとても重要な役割を果たしている」ということを表現するために、フラミンゴの羽根は平面ではなく立体で目立つように表現しました。そして課題の洗面台のビジュアルを見たときに、配水管をフラミンゴの脚に、シンクを体にしたらどうだろうというアイデアが浮かびました。
methodの企業理念とフラミンゴについて調べていくうちに、単純にピンク色であるというだけでなく、“色が重要な役割を果たしている”という点でも大きな共通点があるということに気づきました。methodの色鮮やかなハンドソープは、人にも地球にも優しい着色料のみ使用しています。ただきれいな色になればいいというわけではなく、その色になるまでの過程がとても大切ということです。数十万から数百万の群れで暮らすフラミンゴにとっても、鮮やかなピンクというのは自然界で生きていくためにとても大切です。ピンク色になる理由は、ずばり食べ物で、その魅力的な体毛を獲得するためには適切な食事が必要とのことです。生まれてすぐのフラミンゴの体毛は白色で、親からもらうミルクの色が薄いピンク色であるため、少しずつ体毛がピンク色となり成長していくそうです。
洗面台の前に立ち毎日手を洗う私たちも、複雑な社会の中で自分の“色”を表現して生きています。日々の食事、運動、学習、経験など、「どんなものを摂取して色を表現したいか？」ということをこの作品で伝えられたらと思います。
ピンクグレープフルーツ
Pink Grapefruit
はじけるようなピンクグレープフルーツの香り
